シンプリストに憧れた理由
少し生活に余裕ができると、
欲しいものを良く考えもせずに手に入れる。
そうやって増えていくモノで、
結局苦しめられてきた、御多分に洩れず。
「断捨離」が流行ったり、
「こんまり」が上手に片付けたりする時代もあり、世の中が終活ブームに沸いた。
シンプリズムって、何だろう…?
カウンセラーの仕事をしていた頃に、
「終活」セミナーの講師なんかもして、
人生のおかたづけを語っていた経験もある。
モノやコトへの執着が重荷を背負わせる。
そんな私が…実はモノに埋もれていったんだ。
"ミニマリスト"
(最小限の厳選したものに囲まれて暮らす)
がここ数年は流行っていて、出版も多い。
それも良い。モデルルームの様なクールさ。
何冊か、その分野の本も読んでみたけど、節約人生的な要素もあって、わたしにはしっくりこなかった。さらに、忙しく仕事する時期にあって、多数の中から厳選してモノを買うことなど、時間が許さなかったこともある。
また、ミニマリストは「収納のためのグッズ」を買ったりしないとも書いてあった。収納しておくならミニマムではないらしい。服も遊びのないオーソドックスな同系統のものを数点。ムダとも言えるけど…時には色や形の冒険も、彩りじゃない?と考える私には寂しい。
誰かが成功した方法で出来るとは限らない。
"シンプリスト"
(自分の価値観の中で大切だと思えるものを、出来るだけ絞り込んで悩み惑わぬ様にし、その数にとらわれず愛用し、それを自分のスタイルとして生きる)
捨てるばかりでなくて…自分だけのこだわりは残しても良いんだ!
そんな時に出会ったのが
フランス人の"ドミニック・ローホー"女史の本。
まさにこれだ!と嬉しくなった。
勿論、何冊も読み進めると、内容はほぼ同じになってくるから…全部読むのはオススメしない。(私も5冊を越え10に至る頃には飽きて来た)
「考え方の基本」が分かれば良い。人に生き方を指図されるのも嫌なくらい大人になってしまったから、あとは自分で展開しよう。
"自分のスタイルを持って豊かで自由な人生に"
そうだ!自分が良いと思うモノを厳選していこう。ただし「厳選」なんだ。ここが難しいから、ひと手間かけよう。その時間は今なら幸い持てそうである、チャンスかも。
"何が大切かを見直すと人生を満喫できる"
そう在りたい、と思い始めて今に至る。