お仕事、只今超スローペース
週に数回の留学生の専門学校の先生と、
本業はグローバル人材育成と就職紹介を
この数年はやって来たのだけど…
海外への窓が閉じている今は、
仕事量も確かに減っている現実。
それならチャンス!
「この時期は未来への準備に充てれば良い」と
前向きに動ける方もお有りだろうけれど、
私はどうも気持ちが何となく乗らなくて
担当授業の日数さえ減らして頂いている。
どうしたんだ?!私のヤル気スイッチ…
コンサルの仕事場オフィスにも
必要以外は足を運ぶことが稀になったけど
今や自宅からzoomで授業も出来るし
そんな昨今、案外快く思ってるのは…
生活がかなりシンプルになったことかな。
時間に振り回されることなく
ゆっくりと身体が求める時に起き、
スローペースで家事をして、
仕事や打ち合わせの時間は程々に取れる。
夜更かししても次の朝が不安にならないし、
(朝起きれないのは悪循環だけど)
ダラリンと愛犬の傍で昼寝やうたた寝。
ま、ずっとこれではいけないですから、
コロナから解放されるその時には、
またホップ・ステップくらいはしないと。
適度な緊張は、人生のスパイス、
負荷をかけることもまた必要なり。
旅の翼をもがれて…
は
小さな窓から見える
この世界が僕の全て…♬
って、あるシンガーが昔歌っていたけど…
東京都心の暮らしって
時折りそんな気分にさせる。
自宅でほぼリモートの仕事をして、
必要最低限の外出をする月日。
行動範囲は安全圏内 シンプルそのもの。
それでも…
旅する心はいつも窮屈で苦しいんだ。
働くのは旅するためって理由もあって
ずーっとそんな生き方をしてきたんだ。
海を渡るときには いつも自由を感じられ
大きく深呼吸できる自分が嬉しかった。
そしてある日、翼がもがれてしまった。
安心と安全な環境を取り戻すために
私達は「動かない」を選ぶ訳だけれど、
誰のせいにも出来ない憂鬱はどこに向けよう。
昨年Gotoトラベルの停止間際に、
意を決して沖縄の離島に飛んだ。
もう10年近く、毎年行っている場所なのに
何だか違う所に感じてしまった。
気づいていたんだけど…
不自由な中で無理矢理旅したいのではない。
割引があるから行くのではない。
私にとっての旅の意味を
今更になって確認する。
もう、何十年も旅して来たのにね。
ゆらゆらする心地よさと頼りなさと
ずっと仕事をしてきた。
結婚しようが、子育てしようが、
いつも追われるように
(自分で追い詰めるように)
駆け足でいる事がカッコいいなんて思ってた。
頑張ってるね、とか
偉い、すごい、羨ましいなんて言われて
そう思い込んでいたかっただけかも。
それが…この1年で大きく変わった。
外出できない、仕事は在宅、に始まり
気がつくと何もやる気がわかなくなっていた。
何だろう…
あんなに頭の中を巡っては急かしていた
私の人並外れた好奇心が…消えた。
やらなくてはいけない仕事
(学校のzoom講義)を除いては、
ほぼズルズルと時間が流れている。
後でいいや、明日でいいや、やらなくても、
ゴールの無いタスクは放置状態になった。
身体的には楽だけど、
ある時ふと不安に苛まれる。
これで本当にいいのかな?と。
それでも、社会の中から消えていく事に
少し安堵を感じている自分がいるのは不思議。
ゆらゆら〜まだ揺れ続けている最中
“シンプリスト”になりたい
好きなものに囲まれたい、
お気に入りを手に入れたい、
頑張ったご褒美を手に入れる、とか
自分の身の丈を時に上下しながら
迷い歩んだ年月があった。
たっぷりと身構えた鎧のように
造り固めて身を隠し、安心していた。
それは…誰のためだったのかな?
人生観って案外柔軟でフレキシブル、
変えられない 変わらないなんて
思い込みだったと知ることがある。
生きてると予期せぬ節目がやってきて、
それが学ばせてくれることの多さよ。
2020に始まった 誰もが感じる虚無感の中
私はどこへ向かおう。
大切なもの、人、こと、
見極められる智慧を絞って
「私」というノーブランドを作ろう。
シンプリスト目指して